ナチュラルお掃除&お洗濯
自然素材とアロマでお肌と地球に優しくハウスキーピング

過度の清潔志向が、身体を弱らせる!


ノロウイルス、インフルエンザ流行、花粉飛散情報。
これらのニュースに共通するのが、免疫力に関することです。

日本に異常に多い花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息や各種アレルギー。
これらの本当の原因は、過度な清潔志向にある、と疑われています。

「除菌」「殺菌」「抗菌」など過度の清潔志向は・・・。
皮膚の常在菌、腸内の善玉菌まで殺してしまいます。

逆に細菌やウイルスに弱くなる、つまり免疫力を低下させてしまうのです。


・トイレの手洗いの度に石けんを使う。

・1日1回以上のシャンプー、ビデやウォシュレットの使用。

防カビ剤、塩素系洗剤の頻繁な使用。

・部屋や家具、子供用遊具への殺菌抗菌除菌スプレーの使用。

これらの清潔習慣は、いわゆるばい菌だけでなく、皮膚の常在菌も殺します。


・大量生産で作られているお弁当(防腐剤入り)を食べる。

・ちょっとした風邪でも、抗生物質を飲む。

・もっと食べるために、胃薬を飲む。

・痛みの原因を考えずに、鎮痛剤を飲む。

・カンジダ菌のエサ(砂糖、精白炭水化物)を食べる。

これらの行為は、腸内細菌の善玉菌を殺します。


こうしたことを、日常でなんのきなしにしていると・・・。
自身の免疫システムが誤作動し、自分で自分を攻撃するようになってしまいます。


バイキンを殺そうとしたはずなのに、自分で自分を守るはずの菌が殺されて無効になってしまう。

自然の素材を使って。
ちゃんと自分の大事な菌を守りながら、お掃除すると。

気がついたら、それは地球に優しい方法になっています。
自分(の腸内細菌)と地球に優しいお掃除、はじめませんか?



場所別に作られた、たくさんの種類の洗剤は必要?


以前家にはたくさんの掃除用の洗剤がありました。
お風呂用、トイレ用、住居用、台所用・・・。

さらにそれぞれの詰め替え用をストックしてありました

そして実際のお掃除の場面では、特に皮膚が敏感でない私でさえ・・・。
その液体にはできるだけ触れないように使用していました。

ところが今では。
安全な数種類の素材(セスキ、石けん、重曹、お酢)だけ。

これだけで、家中ほとんどの場所の掃除が気持よくできます♪

重曹やお酢なんて、お肌に良いとさえいわれています。
なにより自然の素材は下水に流しても 早く分解され地球にも優しいのです


昔からあるおばあちゃんが使っていたような素材で、ここまで気持よくキレイにお掃除ができるなんて・・・。
「う〜ん、化学(科学?)の進歩って意味あったのかなあ。」とさえ思ってしまいます。

それにしても「汚れを落とす」というだけなのに・・・。
どうしてあれだけ場所別の洗剤が必要だったのか・・・。

化粧品と同じで、企業の戦略というか洗脳にのせられていただけなのかもしれませんね。
昔あたりまえに使っていただけにとっても不思議です。



ナチュラルお掃除におすすめの素材と使い方


地球に優しいお掃除は、主に4つの粉でできます。
セスキ炭酸ソーダ、重曹、クエン酸、粉せっけん


サロンでセットでお売りしています。1500円

<特徴>

・セスキ炭酸ソーダ・・・ナチュラルお掃除界のニュースター!
油汚れをよく落とします!コストパフォーマンスがめちゃめちゃ高いのも特徴。

・重曹・・・おばあちゃんの知恵。
おだやかな研磨作用があり、油汚れを落とし、悪臭を吸収します。

・クエン酸・・・水回りのお掃除に活躍。
剥離、溶解、抗菌、消臭、リンス作用があります。

・純石けん・・・合成界面活性剤洗剤に比べると、水中で分解されやすく環境に優しい。
油を遊離させ、酸性の汚れを中和します。


<使い方、スプレーのレシピ>

【セスキ水スプレー】油汚れに強い!
材料 [水500ml セスキ炭酸ソーダ小さじ1 スプレー容器]

油や血液、手垢、皮脂の汚れを落とす。
換気扇や布ナプキン、樹脂(プラスチック)の掃除、洗濯に。


【重曹】研磨剤として活躍!

粉のまま振りかけて、シンクやコンロ、鍋のこげつきを落とします。
瓶に入れて置いておくと、消臭剤や除湿剤になります。


【クエン酸スプレー】水回りの汚れに!
材料 〔水200ml クエン酸小さじ1 スプレー容器]

アンモニア臭や水垢を落とすので、トイレや水回りの掃除、電気ポットの汚れに。
アルカリ性を中和するので、洗濯時の柔軟剤やヘアリンスとしても。


【トロトロ石けん】
材料 [お湯 粉石けんお湯に対して1、2割 容器]

粉石けんにお湯を注いで、泡立て器などで混ぜる。
すべてのお掃除に。



ナチュラルお掃除におすすめの素材:精油


精油も、地球と自分に優しいお掃除にオススメです。

・殺菌・抗菌・消臭作用に優れている。
・皮膚の常在菌、腸の善玉菌を殺さない。
・爽やかな気分で、お掃除できる。

  • ユーカリ・・・殺菌消毒作用。ダニなど防虫や部屋の空気清浄にも役立つ。

  • レモン・・・ダニが嫌う香り。台所で使うとO157などが防げる

  • レモングラス・・・ダニ予防に。

  • ペパーミント・・・殺菌消毒作用。デオドラント作用、O157が防げる。

  • はっか油・・・殺菌消毒作用。デオドラント作用

  • オレンジ・・・台所洗剤(トロトロ石けん)に数滴加えると洗浄力がアップします。

  • ラベンダー・・・虫除けに効果的。



ナチュラルお掃除:場所別使用例

<キッチン>

  • シンク・・・重曹をふりかけ磨く。
  • ガス台・・・セスキスプレーをかけて、拭き取る。
  • 電子レンジの中・・・カップ1杯の水にレモンを2滴垂らし、「温め」をスタート。
    蒸気になって匂いをとり、ドアを開けてふやけた汚れを拭き取ってから湿気を出す。
  • 台所周りの洗剤・・・トロトロ石けんにはっか油、オレンジなどをを数滴たらしておく。
  • 冷蔵庫・・・洗面器半分の水にレモン3滴を混ぜて、きつく絞ったタオルでふく
  • 冷蔵庫の消臭・・・重曹を置いておく。
  • ゴミ箱の消臭・・・ゴミ箱の底に、精油入り重曹を撒いておく。 嫌な臭いを消して、精油で除菌効果も。
  • まな板の除菌・消臭 ・・・まな板を水を張った洗い桶に浸け、レモ ン精油を5滴ほど 加え一晩置く。
<トイレ・お風呂>
  • バスタブ・・・重曹をふりかけ、アクリルスポンジでこする。 (トロトロ石けんをプラスするとさらにぴかぴかに。)
  • バスルーム全体・・・使用後にクエン酸スプレー(お酢)をスプレーしてすすぐ。
  • タイルの目地・・・重曹ペーストでこする。
  • 排水口・・・重曹をカップ1/2入れ、その上にレンジであたためたお酢(クエン酸)カップ1 をそそぐ。
    30分以上放置した後熱湯ですすぐ。
  • 便器・・・水周りクレンザー(重曹&粉石けん)を使って磨く
  • 便器周りのお手入れ・・・クエン酸スプレーをスプレーしてふき取る。
<リビング>
  • 掃除機・・・紙パックにユーカリを2滴たらしておくと部屋によい香りがする
  • たたみ・・・洗面器半分くらいの水にレモン(またはユーカリ)を混ぜ、 きつく絞ったタオルでよくふく。
  • フローリング・・・クエン酸水をスプレーし、すぐにモップでふきとる。
  • カーペット・・・精油クレンザーをさらさらと振りかけて、しばらく置いてから 掃除機で吸い取る。
    カーペットのお手入れだけでなく、お部屋の空気も爽やかにし、 掃除機の排気の浄化にもなる。
  • 押入れ・引き出し・・・消臭・防虫ボールをタンスや下駄箱、物置、押入れなどに置いて、消臭に。
    (防虫ボールとは、丸いボール状のコットンに精油を数滴ずつ垂らしたもの落とす)
  • 電話とかインターフォンなどのプラスティック・・・セスキスプレーをふきつけて、汚れを落とす。


<さらに場を浄化するには?>

  • ・・・床にまいて掃除機で吸い取ったり、塩水で床を拭く。
  • セージ・・・セージを炊いて、煙で空間を浄化する。


    • ナチュラルお洗濯(純石けん)


      <タオルが柔らかい!>

      仕事柄、常に大量の大小のタオルを洗濯しなければならないので、洗濯は重要な仕事の一部です。
      私がはじめて合成洗剤でなく純石けん(粉せっけん)を使って 一番びっくりしたのは・・・。
      仕上がった洗濯物の柔らかさです。

      え?なにこの柔らかさ。気持ちいい!ってか今まで使っていたのって・・・???」

      やはり身体に使っていた合成の洗淨剤と同じで、布をゴワゴワにする作用があったようです。
      なので、合成洗剤には必ず柔軟剤が必要なんですね。
      使用感が命のタオルですので、2度と合成洗剤を使わなくなったことはいうまでもありません。


      <最近合成洗剤、柔軟剤の香りすごくないですか?>

      以前マンションの上の住人の洗濯物が、風で飛んでうちのベランダに落ちていたことがありました。
      「誰のかわからないから、後でマンションの玄関にメモでもつけておいておこうかな。」
      と、とりあえず部屋の中に置いておきました。

      そして別の部屋で用事をして戻ったら・・・。
      洗濯物がおかれた部屋全体が洗剤(柔軟剤?)の匂いで充満していたではないですか!

      たぶん日常使っている方なら、さほど気にはならなかったでしょう。
      が、普段アロマの仕事のおかげで基本的に合成の香料とは無縁の生活を送っている身には・・・。
      「キビシー!!」匂いでした。

      この方の使用している量が多かったのでしょうか?
      頭が痛く、胸が苦しく、気持ち悪くなりました。

      最近CMでもしきりに「着ている服からいい香りが出て素敵でしょう。」的なアピールがありますね。
      柔軟剤に何故あれほど香りをつけるのか?
      使っている薬剤の匂いを隠すためなのではないか、と疑ってしまうほどです。

      合成の香料に慣れてしまっている方はわからないと思いますが・・・。
      本人の体臭はないのに、「服がとにかく匂ってる」人がいるほどです。

      あれだけ強い香りを、常に全身身につけているということは・・・。
      確実に身体の中に化学物質が入り込んでいることになるのではないでしょうか?

      最近は「香害110番」という、柔軟剤などの被害を訴える場もできました。

      「隣の洗濯物の匂いで、体調が悪くなっています。」
      などの被害が多数報告されています。

      知らない間に、他の人の迷惑になっていることにならないように・・・。
      まずは自分が気づくことが大事ですね。


      <合成洗剤でなくても落ちるの?>

      純石けん(粉石けん)で洗うと、汚れ落ちが悪いとか黒カビがでるといわれています。
      確かに合成のパワーに比べたら、汚れ落ちはよくないのかもしれません。

      ただ私自身は、子供の食べ物汚れとか泥遊びの汚れものはなく・・・。
      大人もの・サロンのタオルの洗濯しかしていないので、特に気になりません。

      ひどい汚れの場合は、セスキ炭酸ソーダや重曹を使ってつけ置きをしておくといいです。
      布ナプキンの経血の汚れもつけ置くだけで落ちていきます。
      黄ばみが気になる場合は酵素系漂白剤につけておくといいです。

      黒カビは粉石けんそのものが原因ではなく、石けんの溶け残りが原因だそうです。
      なので、とにかく石けんを溶かした状態で使用することがカギになってきます。

      私はあらかじめ、バケツの中で石けんをお湯で溶かしてから洗濯しています。

      そして最近は洗濯槽内を乾燥させる機能がついた洗濯機が多くなってきましたので・・・。
      マメに使って湿気を防ぐといいと思います。


      <柔軟剤はどうするの?>

      粉せっけんで洗濯してもさほどゴワゴワにならないので、いわゆる柔軟剤は必要ありません。
      ただ繊維に残っている石けんアルカリ成分を中和してやわらかく仕上げるために・・・。
      酸性のお酢やクエン酸が役に立ちます。

      ・クエン酸水・・・水1カップ゚にクエン酸大さじ2/3
      ・ハーブビネガー・・・醸造酢にペパーミントのハーブを2週間以上漬け込んだもの。
      (さらにはっか油を混ぜる

      上記のどちらかを、普通に柔軟剤の入れ口に入れておけば大丈夫です。


      <衣類にも身体にも優しい自然の香り>

      私はハーブビネガーから作る柔軟剤にだけでなく、石けんを溶かしたお湯にも・・・。
      はっか油
      を数滴入れています。

      あと洗濯したものを入れておく引き出しに、ハーブを入れています。

      [簡単ハーブサッシュの作り方]
      ミントやラベンダーのハーブを出し袋に入れてホッチキスでとめる

      普段の引き出しだけでなく、衣がえの際の入れ替え時にも入れています。
      香るか香らない程度の自然の香りが、一番身体に優しいと感じています。